気が付くと…今はもう秋⁈ 私の好きな夏はいつやってきていつ去ったのか？ 時や季節の移ろいに鈍くなるのは老いの兆候でしょうが、この地球の季節時計も老いたのか、寒暖の差も、雨風模様も、気候変動も、ついには地殻変動の地震もあちこちで頻発して、地球の…

いまだ先の読めないコロナ禍状況ですが、それでもできることをこの間に頑張って探って、ご承知のように２冊の多和田演劇本を上梓しました。 １冊目は2020年10月に東京外語大出版会から刊行された『多和田葉子／ハイナー・ミュラー 演劇表象の現場』。この本…

今年2月初め、思い立って新幹線日帰りで、初めて宮城聰（1959～）演出の『ハムレット』を観に出かけた。『ハムレット』は宮城氏にとっても因縁の、縁の深い作品だということは聞いていたのだが、観る機会を逸していたからだ。 1990年に劇団「ク・ナウカ」を…

祝刊行！ 岡田蕗子著『岸田理生の劇世界～アングラから国境を超える演劇へ』 谷川道子＋谷口幸代編『多和田葉子の〈演劇〉を読む』 まことに遅ればせながら、まずは賀正2021！ 年賀状もそのお返事もままならないご無礼も久しいのですが、ともあれ新年の年賀…